鉄男 THE  BULLET  MAN   (邦画)

 

 

<ストーリー>

主人公アンソニーは、日本の首都東京で妻と息子と共に幸せに暮らしていた。

だが、ある日息子が何者かに車で轢き殺されてしまった。

悲しさと憎しみに包まれる主人公アンソニーの体に異変が起き、『鉄男プロジェクト』が動こうとしていた。

 

 

 

<感想>

息子が殺された後、「デンデンデン! デンデンデン! デンデンデンデン!」と奇妙なリズムの音楽が流れながら、主人公が怒り狂うダンスがお気に入りのシーンです。主人公の敵の男も「俺を殺せ! 俺を殺せ!」と変態チックで見ていて楽しい。変態を見ることで落ち着くのは、自分がまともだと優越感に浸れるからだと思います。

もう一つの見どころは、主人公がどんどん機械の化け物になっていく所。最初は変身ヒーロー風なカッコよさがあるデザインなんですが、どんどん醜くなっていくんです。あれがもうたまりませんね。普通の映画に飽きてる俺には涙物です。

この映画の欠点は、映像の乱れが激しいのでちょっとどういう状況なのか良くわからなくなってしまう所。特に特殊部隊とアンソニーのバトルがわかりませんでした。あと、この映画は72分という物凄く短い時間の映画なので、やはりよくわからなくなっていきます。なので点数的に55点〜60点ぐらいだと思います。とは言え、あまり長くなっても良いとは思えませんので、72分映画はやはり正しいかもしれません。

 

この作品は、映像芸術を楽しむ物であり、ドラマとかを楽しむ作品ではないでしょう。映像の乱れと音楽がとにかく凄いんです。間違いなく『変わった映画』を極めた作品でしょう。

映画館で見た方が音楽が物凄いらしいです。私はWOWOWで見ましたが、これは映画館で見とけばよかったです。

鉄男の古い映画は見たことがありませんが、見たことがなくても私は楽しめました。リメイクでも続編でもない系の作品ですね。

 

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